まず、覚えるべき人物と会社
目次
大阪万博はオリンピックと同じく、政商どもの祭典である。
まず彼の名前を覚えて欲しい。
森下竜一
この人物が中心になって設立したのが
アンジェスMG
である。
この会社が過去に行った「臨床試験前の未公開株取得事案」はこれだ。
大阪大の研究者らが[1999年に]設立した医薬品開発会社「アンジェスMG」(大阪府豊中市)が開発を目指している遺伝子治療薬について、臨床試験を行った大阪大病院の教授ら5人が、試験前に同社から未公開株を取得していたことが、12日わかった。…… 同社によると、この薬は足の血管などが詰まる末梢血管疾患の治療薬「肝細胞増殖因子(HGF)」。未公開株を取得したのは、臨床試験のメンバー約10人のうち、同大学の教授2人と医師3人。臨床試験が始まる約半年前の2000年12月、第三者割当増資に応じ、1株5万円で数株から20株を取得。その後、1株100円の株主割当増資で、20株を持っていた教授2人の保有株数はそれぞれ320株に増えたという。 教授の1人は上場時、保有株の半数を約3200万円で売却した
※読売新聞(2004・6・12)
このことは、神戸大学が公開しているPDF、利益相反の実例に詳しい。
日本医療研究開発機構 研究公正高度化モデル開発支援事業
「研究倫理の向上を目指した研修教材・プログラムの開発」
利益相反
(慶應義塾大学・三田キャンパス)
https://www2.kobe-u.ac.jp/~emaruyam/medical/Lecture/slides/180129keioB.pdf
そもそも利益相反とは以下に該当することだ。
利益相反とは,一次的利益に関する専門職の判断・行為が二次的利益によって不適切に影響されるリスクを生じさせる状況をいう。
上記の例では臨床試験が始まる前に、試験官がアンジェスの(未公開の)株を買っていた。
そして、臨床試験後、アンジェスの株価が上がり、その株を売却して試験メンバー-は3200万円を得ていたわけだ。
これが2000年のことである。
そして2020年代にも森下が関係したカネの問題が発生している。
コロナワクチン補助金でとんでもないカネの動き
コロナワクチン開発の、100億円近い莫大な補助金に、なぜかアンジェスの名前が入っている。
「アストラゼネカ」「KMバイオロジクス」「塩野義製薬」「武田薬品工業」「第一三共」、それに「アンジェス」の6社だ。アンジェス以外は聞き慣れた製薬会社ばかりだ。
※https://web.archive.org/web/20230731211750/https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd0fd0bd4d3295f64d9696776c4cef0dfe4ecb6
現代ビジネス
新型コロナウイルスのワクチン開発に取り組む6社の中にアンジェスが含まれていた。
国からの補助金をアンジェスは93億8030万円受け取っていた。
これは大手製薬会社よりも大幅に多い額である。
※大手の第一三共の交付基準額は60億3000万円。
それに対しベンチャーのアンジェスは93億8030万円と1・5倍以上。
そして、アンジェスはワクチン開発を断念。
開発断念すると、その公金から貰ったカネは返す必要がなくなるのである。
ただし、補助金の75億円は、どこにどう使ったのか、交付された側には説明責任があります。本来、会計検査院が乗り出して追及すべき話でもあります。
けれどそういう気配はありませんね
※https://web.archive.org/web/20230731211750/https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd0fd0bd4d3295f64d9696776c4cef0dfe4ecb6
現代ビジネス
これらのコロナワクチン開発騒動後、株価がまた上がっているのである。
アンジェスはコロナワクチンの開発という新たなネタを投資家向けに発表した。
そして2020年春、500円前後だった株価は一挙に上がり、ワクチンの治験開始を発表した翌日の7月1日には2044円まで跳ね上がったのである。
なぜかあの利益相反のPDFに事案として名を刻まれていて、ワクチン開発断念する技術レベルのベンチャーなのに、大手企業に混じって、その大手より多い100億円近い補助金をGETできているのか?
そういえば、大阪府知事の吉村洋文や前大阪市長の松井一郎が、同じ大阪大発の製薬ベンチャー「アンジェス」のワクチン開発を煽っていたのはなぜだろう?
結局、ワクチンは開発されず、日本人のカネから出した補助金100億近くはパーである。
しかも、交付されたカネの説明はまだ大きくは出ていない。
アンジェス株を持っていた人間だけは儲かっただろう。
ある売国奴との関係
そして、このアンジェスの森下なる人物は、あの売国統一教会シンパの安倍晋三と蜜月だったともされている。
国会で安倍元首相と森下教授との癒着疑惑を追及した医師でもある吉田統彦衆議院議員(立憲)の発言を紹介している。
繰り返しになるが、吉田議員は端的にいえば、アンジェスが開発を進めていた「DNAプラミスドワクチン」は「危ないし、効果が薄いワクチン」であり、そのことは開発者である森下教授自身もわかっていたはず。そんなワクチン開発になぜ100億円近くもの税金投入なのか?
そして、「私はそんな、国民の命に関わることなので、(安倍元首相と)ゴルフ友達だからなんて思いたくないですよ」とまで発言していたのだ。
※https://web.archive.org/web/20220930162633/https://www.mag2.com/p/news/552506/2
森下は、安倍、管政権と関わりが深いのである。
安倍政権時代、内閣府の規制改革会議のメンバーになった。
アンジェスを救ったのが第二次安倍政権でしょう。
2012年12月に政権ができると、森下さんはすぐに内閣府の規制改革会議のメンバーに抜擢され、さらに官邸が設置した健康・医療戦略室の顧問(参与)になって、アンジェスを売り込んでいく。
https://web.archive.org/web/20230731211750/https://news.yahoo.co.jp/articles/dbd0fd0bd4d3295f64d9696776c4cef0dfe4ecb6
次の菅政権時代は、菅の懐刀の官僚との連絡係だったようだ。
(森下は)首相官邸で健康・医療戦略室長を務めてきた和泉(洋人)さんと親しい。
ある医学部の教授は森下さんから『政府の認可関係の話ならこの人が頼りになりますよ』と和泉さんを紹介されたことがあったと聞いています」
繰り返すまでもなく、和泉は菅義偉元内閣官房長官の懐刀として有名な元官邸官僚である。
また、自民党の管と維新の松井と吉村は関係が深い。
※https://www.nikkan-gendai.com/articles/image/news/278268/150414
そして、その松井と、吉村が参加していた大阪万博シンポジウムの主催は、森下が副理事長を務めるNPO法人だったのだ。
シンポジウムの主催は日本抗加齢協会。アンチエイジングを手掛け森下が副理事長を務めるNPO法人だ。
万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に向け、スーパーシティ構想や国際観光文化都市化への取り組みなどを論じ合う趣旨のイベントである。
特別鼎談として、大阪府知事の吉村と大阪市長の松井、それに森下本人が登壇。
※https://web.archive.org/web/20230802065336/https://gendai.media/articles/-/113682
現代ビジネス
いやはや、この連中はどこまで国富をかすめ取ろうとしてくるのだろうか?
株主になっている会社の「仮想通貨」を万博に?
先の万博シンポジウムでは
「暗号資産口座の拡張性〜Blockchainを用いたSDGsの解決」
「ポイントマーケットによるピークシフト施策」
という議題が主張されたとのことである。
ポイントマーケット?聞き慣れない会社かもしれない。
これは、森下が大株主になっていた会社と表されている。
「ポイントマーケットはまさに森下さんの肝煎りで設立されたところで、初めはトークンという暗号通貨を扱っていました。ご本人もポイントマーケットの大株主になっていて、まさに森下さんの会社という感じ。
万博コインをここで扱うつもりだったようで、『ポイントマーケットを大きく育てて一儲けしましょう』と万博関係者に声をかけ、数千万単位で投資した人もいます」
※https://web.archive.org/web/20230809073051/https://gendai.media/articles/-/113682?page=2
現代ビジネス
大阪万博で「万博コイン」なるものを流通させようとしていたと表されている。
シンポジウムに居合わせた推進委員会のメンバーの一人が明かす。
「森下先生は万博で仮想通貨を流通させようと計画していました。その名も万博コイン。」
その仮想通貨の取引業者として森下がシンポジウムに登壇させたのが、タイムイノベーションとポイントマーケットの社長なのである。
※引用元同上
大阪万博で仮想通貨を扱う案が浮上してから株価が急上昇。
’19年1月の会社設立当初の資本金は、わずか1600株で1600万円に過ぎなかった。
で、そこから増資を繰り返している。
資本金は5月に4000万円となり、6月には1億円、さらに7月末には1億4841万2500円、シンポジウムのあった12月末に2億1945万2500円、翌’20年3月には2億5704万2500円に膨らんでいる。
いわば万博をネタに出資を募っていったわけである。
※引用元同上
しかし、経営破綻しているのである。
出資者のカネはまたもやパーである。
だが、それも束の間、ポイントマーケットは資金繰りに行き詰まり、経営破綻しているという。先の投資家がこう怒る。
「タイムイノベーションも開店休業状態で、最初から胡散臭い話ではありました。ポイントマーケットでは、あのガーシー(東谷義和前議員)の仲間の仲間が投資家を募っていて、森下さんとの面識も吹聴していました。
ガーシーがドバイに逃げていたときのスポンサーで、詐欺や旅券法違反で逮捕状が出ている曰くつきの男。
万博コインなんて初めから無理な話なんです」
※引用元同上
ここで、興味深い情報が出ている。
※出典 https://www.youtube.com/watch?v=b1to3nWwn3M&ab_channel=%E6%97%A5%E3%83%86%E3%83%ACNEWS
詐欺や旅券法違反で逮捕状が出ている曰くつきの男?
もしかしてこの人じゃないよね?
秋田新太郎こと木下博唱への旅券法違反にかんする返納命令。 pic.twitter.com/61LD3hgZ4h
— さすらいの歌 (@sasuraisong) December 15, 2022
横領事件関与の疑いで国際指名手配中
秋田新太郎さんについて調査したところ、国際指名手配をされていると報道されていることが判明しました。
事件が発覚したのは2022年3月24日号の週刊文春にて。
福島電力の元社長が業務上横領容疑で逮捕された事件について、秋田新太郎さんが220万円を弁護士費用として着手していた可能性があると報じられています。
※https://web.archive.org/web/20221226065353/https://newsee-media.com/akita-shintaro/2
詐欺の逮捕歴はこれ
グループ会社の売上などを計上して決算書を粉飾し、みずほ銀行から融資金約2億円を詐取したとして、社長の秋田新太郎ら2人が大阪地検特捜部に逮捕された。
余罪は20億円を超える。平成27年(う)70号 詐欺被告事件。一審の大阪地方裁判所は実刑判決
※https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%8824
自民党政権と維新の繋がり、そしてN国周辺まで
なぜこんなにもクズはクズを呼んで集合生活しているのだろう。
売国カルト政治家「安倍晋三」を始めとして、菅義偉、統一教会、森下、竹中などの政商、そして維新などの三下チンピラ政治家。
ガーシー周辺と言えばN国もそうだ。これもチンピラである。
早いところ「政権交代」で鉄槌を与えなければ、彼らのようなウジ虫がわき散らかして、日本国民の生活は腐っていくだろう。
自公政権は、長いこと政権にいすぎたため、かなりの腐敗が進んでしまっている。
現在の政権への不満層は75%ほどいる様子だが、野党が絶対に権力を奪い返すぞと意思を国民に見せ、「政権交代」の希望があることを示さなければいけない。